まんまる医学生

地方の医学生です。ブログ始めてみました。

公衆電話を探した日

こんばんは、まろりーです。

現在、私は実家に帰省中です。


昨日、私は夜遅くまで用事があったのですが、家族が飲みに行きたいということでしたので、
私の用事の帰りに、お店で飲んでいる家族を車で迎えにいく約束をしていました。

どこのお店で飲んでいるのかは、メールで連絡をもらうことになっていました。


私は家を出て、30分ほど離れた場所に着いた時に気づきました。

スマホを家に忘れてしまった…。


とても困りました。
どこに迎えに行けば良いのか分かりません…。

用事を抜け出して家にスマホを取りに行く時間はありませんでした。
何とかして連絡を取りたいと思い、公衆電話を探しました。


幸い、私の用事があった場所は、文化ホールのような場所でしたので、
案内板を見ると館内に公衆電話のマークがありました!

どうやら、階段下のスペースにあるようでした。



用事の合間を見て、少し抜け出して案内板の示すその場所に向かいました。


そこには自動販売機が並んでいました。

電話は見当たりません。


自動販売機の間にひっそりと貼られた黄ばんだ紙には、
「当館の公衆電話は撤去されました。周辺施設の公衆電話をご利用ください。」
とだけ書いてあります。

周辺施設ってどこなんだ!?



後から思えば、誰か周りの人の携帯電話を借りるのがよかったのかもしれません。

しかし、張り紙を見てしまった私は、周辺施設を訪ねて公衆電話を探すことしか頭にありませんでした…。



外に出て小走りで道を行けば、シャッターの閉まったお店ばかり並んでいます。


道に電話ボックスを見つけたと思ったら、真っ暗で中身は空っぽです。
ここも撤去されてしまったのか…。



そして、少し離れた場所に駅があったことを思い出しました。
幼い頃に、そこの駅の公衆電話から母に電話した記憶もあります。

急いで走って、駅に着いて、記憶の中では公衆電話があった場所に向かいました。

そこには、スマホの充電コーナーが置かれていました。

ここでも、公衆電話は撤去されていました。



用事を抜け出して来ているので、かなり焦って探していました。

駅にも公衆電話が無いというのは、とてもショックな事実でした。



そして、駅の隣にある、お弁当などを買うことの出来る休憩所に、縋る思いで向かいました。

そこで、やっと見つけました!

しばらく誰も使っていないのか、受話器に埃が乗っていましたが、
しっかりと母の携帯電話につながり、連絡を取ることが出来ました。



思えば、母に公衆電話から電話をするのは、中学生の時以来でした。
とても懐かしい心地がします。


今回のことで、普段は公衆電話のことを全く意識せずに生活していたことに気がつきました。



小学生の頃に、自宅と親の携帯電話、職場の電話番号を一生懸命覚えたことも、
中学生の頃には、部活で遅くなれば帰り道の公衆電話で家に連絡していたことも、

今の私は忘れかけていました。


それでも、あの頃に頑張って覚えた両親の携帯電話の番号は、今でも覚えているもんだなあ、とも思いました。


数年前に、ニュースで、公衆電話が減っていることを報じられていたのを見たことがあります。
災害時に携帯電話の電源が切れた時に、公衆電話が近くにないとどうしようもない、ということを問題点に挙げていた記憶があります。

そのニュースを見た当時は、想像力が足りなくて、深く考えませんでしたが、

いざ、公衆電話を使いたくて探す立場になってみて、少し重大さがわかった気がします。
連絡手段がない不安とか、そんなときの公衆電話の頼もしさを再認識しました。





ところで、私が実家に帰るとほぼ必ず、家族で飲みに行きます。

この時、私はノンアルコールでなければなりません。
両親がお酒を飲み、私がドライバーになります。

自動車学校に私を通わせた分のお金を、私の運転で飲みに行くことでタクシー代と相殺していく、という理論のようです。

昨日は迎えに行って、最後に1杯だけ一緒に飲んでから家に帰りました。
もちろん私はウーロン茶でしたが。

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